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親の介護施設探しが始まった日

去年の秋、母が軽い脳梗塞で入院したことがきっかけでした。幸い後遺症は軽かったのですが、医師から「今後のことを考えると、介護施設への入居を検討した方が良いかもしれません」と言われたんです。正直、その時は頭が真っ白になりました。親の介護施設なんて、人生で初めて真剣に考えることになるなんて…。

父は既に5年前に亡くしていたので、母の介護は私と妹で担うことになります。でも私たちは仕事も家庭もあり、毎日の介護は現実的ではありませんでした。だからこそ、母にとって最適な施設を見つけることが、私たちの責任だと感じたんです。

退院まで残された時間は約2週間。その間に、私は施設探しの地獄を経験することになるとは、その時点では想像もしていませんでした。

施設検索サイトを使い倒した2週間

まず私がしたことは、ネットで「介護施設 検索」と検索することでした。すると、次々と施設検索サイトが出てきたんです。最初は「こんなにたくさんあるの?」と驚きました。有名なサイトだけでも5〜6個はありました。

実際に使ってみたサイトは以下の通りです:

  • 大手ポータルサイト系(全国対応、掲載施設数が豊富)
  • 地域密着型サイト(地元の施設情報に特化)
  • 公的機関の情報サイト(客観的なデータが充実)
  • 口コミ特化型サイト(利用者の生の声が多い)

各サイトの特徴を簡潔にまとめると、大手ポータルサイトは掲載施設数が1000件以上と圧倒的でしたが、情報の更新頻度にばらつきがありました。一方、地域密着型のサイトは掲載数は100件程度と少なめですが、詳細な情報と最新の空き状況が載っていて、実用的でした。

正直、最初の3日間は情報量の多さに圧倒されて、何度も泣きそうになりました。

母が入居できそうな施設の条件は、①自宅から車で30分以内、②月額費用が15万円以下、③認知症対応可能、④医療体制が充実している、という4つでした。この条件で絞り込むと、候補は約20施設に絞られました。

その20施設について、私は毎日2〜3施設ずつ電話をかけて、詳細を聞き出しました。電話対応の丁寧さ、説明の分かりやすさ、質問への答え方など、施設の質が電話対応に表れることに気づきました。

実際に訪問して分かったこと

電話で良さそうだと思った施設は、実際に訪問することにしました。母の退院まで10日しかなかったので、1日に2施設、合計で8施設を訪問しました。

訪問してみると、ネットの情報と現実のギャップに驚くことばかりでした。写真では綺麗に見えていた施設でも、実際に行くと臭いが気になったり、スタッフの対応が事務的だったり。逆に、ネットの情報は少なめでも、訪問してみると温かい雰囲気で、スタッフが親身に対応してくれる施設もありました。

特に印象的だったのは、ある施設の施設長が、母の話を30分以上じっくり聞いてくれたことです。その時点で、私の心は決まりかけていました。

最終的に、母が入居することになった施設は、検索サイトで見つけた候補20施設の中の1つでした。月額費用は13万5000円で、スタッフは20名程度。入居者は約50名でした。

ただし、施設検索サイトを使う際の注意点もあります。サイトによって掲載情報が異なることがあるので、複数のサイトで同じ施設を確認することが大切です。また、ネットの情報だけで判断せず、必ず訪問することをお勧めします。実際に目で見て、肌で感じることが、最良の施設選びにつながると思います。

あれから半年以上が経ちました。母は今、